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矢田建設のブログです。
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2023/5/12
自宅に内窓を取り付けた|内窓効果を紹介!
開口部リフォームの補助金についてコラムを掲載してきましたが、この補助金を利用して具体的にどこのリフォームをしたら良いのかを今回のコラムでは紹介していきます。
そもそも開口部とは、窓のほかに建物の出入り口も含まれるため、補助金を利用しリフォームしたいけれど具体的にどこの箇所をするのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
補助金の利用は早いもの勝ちになるため、予算がゼロになってしまうと補助金申請は利用できなくなります。
まだ始まったばかりの補助金制度もあるため焦る必要はありませんが、筆者自身がつい先日自宅をリノベーションし、その際に開口部のリフォームもまとめて行いました。
既に工事も完了し生活し始めており、そんな中で開口部リフォームの良さを実感したので、今回のコラムでは実体験を踏まえて紹介していきます。
開口部リフォーム|どの箇所をリフォームするのがおすすめ?
一戸建てやマンションまた構造別によって、窓なのかほかの開口部をリフォームしたら良いのかが分かれますよね。
きっと住んでいる場所や家の構造によっても悩みが大きく変わってくるはずです。
筆者の自宅を例に挙げると、我が家は分譲マンションなので既存の窓をリフォームすることは基本的にNGでした。
24時間換気機能が搭載されていますが、真冬の夜は24時間換気をつけたままではとても寒くて眠ることができません。
さらに、窓辺に近づくと暖房を付けていても寒いため、換気機能を停止させると朝にはどの窓にも結露がびっしりとついていました。
マンションは暖かいというイメージがありましたが、実際に住んでみて「寒い」というのが率直な感想でした。
エアコンの効率が悪いせいか冬も夏も光熱費がかなりかかります。
こういった悩みを10年我慢し、今回家のリフォームをきっかけに窓全部に内窓を付けるに至りました。
内窓設置の工期
今回はリビングとキッチン、そこに追加工事として内窓設置工事が入りました。
我が家はリビングと和室が掃き出し窓、主寝室と子供部屋が一般的な引き違い窓になります。
合計4箇所の設置工事が必要でしたが、窓工事の職人さんが2人、午前11時位からスタートし夕方17時前後には全て設置完了しました。
既存窓のパッキンがカビで汚れていたこともあり、ついでに全ての既存窓のパッキン交換も行っています。
工事の際は、窓周辺の家具を移動しガラスを運ぶ際の障害物が無い方がよりスムーズに工事が進むはずです。
また、設置箇所の下処理が完了した段階でガラス1枚ずつを運んでおり、我が家はマンションでしたのでエレベーターに乗せるにも大変苦労した様子でした。
エレベーターを利用し運ぶために何度も往復することを考えると、マンションでも低層階のお宅の方が早めに工事は終了するかもしれません。
内窓の種類
内窓の種類は4種類紹介してもらい、その中でも「アルゴンガス入りLow-E複層ガラス」が我が家の窓の種類になります。
Low-Eガラスとは、特殊な金属膜をガラスの表面にコーティングし、このコーティングの効果によって断熱や遮熱性能が上昇するガラスになります。
また複層とは2枚のガラスの間に空気層を挟み、2重構造にしたガラスを指します。
Low-E複層ガラスとは、上記の特徴を合わせもったガラスの種類になるのです。
ではここで、「アルゴンガス入り」というワードが入っていますが、ガスが入っているとはどのようなメリットがあるのでしょうか。
アルゴンガスとは、2重構造のガラスの間により熱伝導率の低いアルゴンガスを注入したガラスの種類になり、不活性ガスのため人体にも影響はありません。
熱伝導率は空気より低いため、Low-E複層ガラスよりもより断熱効果が期待されるガラスの種類になります。
内窓の効果|住んでみたリアルな感想
工事が完了した当日は天候も悪く少し冬に戻ったような気候でしたが、その夜に早速内窓効果を実感しました。
我が家の寝室と子供部屋は共用廊下側の所謂日当たりの悪い部屋になります。(マンションあるあるの間取りですよね)
冬場は当然暖房を付けていないと寒く、羽毛の掛け布団は必須でした。
それが、暖房は必要なくなり羽毛布団も早々に片付けることができ、内窓の効果を肌で実感しています。
窓ガラスを触ると「冷たい!」という感覚を既存窓には持っていましたが、新たに取り付けた内窓はガラスのヒヤッと感もなければ、窓から冷たい空気が入ってくる感じも全くありません。
本当に暖かいんです。
まとめ
内窓を取り付けることでレールも内側に取り付ける必要があるため、感覚的に部屋が狭くなるのかなとも想像していましたが、部屋の圧迫もなく、今のところデメリットも感じていません。
私自身も補助金制度がなければ窓のリフォームは考えませんでしたが、本当に取り付けて良かったと心から実感しました。
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