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矢田建設のブログです。

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2022/9/1

Scanat(スキャナット)を試験導入|現調時に部屋の3D化を実現

働き方や業務の効率化が急激に加速しだした背景には、今までの価値観から変化を求める必要があった2〜3年になります。

この2年間で人の手で行なってきた業務や、対面でやらなければいけないサービスなどが様変わりしていきました。

ITを上手く活用しながら、お客様にサービスの質を落とさないよう工夫をしている企業もあり、打ち合わせは対面でという価値観が徐々にオンライン対面に変わっていき、紙での社内決済がクラウドでの決済可能になったりと、2年前とはだいぶ変化を遂げていることを実感している方も多いでしょう。

建築、不動産業界もその勢いに乗っており、オンライン内見や契約の電子化など徐々に取り入れています。

そのITツールの1つで、今回ご紹介するのは部屋を速攻3D化できるというツールです。

このサービスは非常に画期的なツールで、お客様にとってもメリットのあるサービスになっています。

では、そのサービスであるScanat(スキャナット)をご紹介しましょう。

Scanatって何?

リフォームやリノベーション時に行う現場調査は、各部屋の寸法をメジャーで計測し、計測結果を元に図面を起こしたり、見積もりに反映します。

家の中は、綺麗な長方形や正方形という訳ではもちろんなく、梁や柱があるため、メジャーで事細かに計らなければいけません。

家の大きさや作業範囲によって計測時間は異なりますが、現場調査には1時間程度要するとされています。

Scanatとは、今まで現場調査で1つ1つ計測してきた作業を省略でき、アプリを導入したiphoneやipadで部屋全体の動画を撮影すると、撮影した部屋が立体的な3Dになる画期的なサービスになります。

また、計測したい箇所の端と端をタップすると、自動的に寸法を測算ることができるため、リフォームの見積もり時間も短縮できます。

Scanatを導入するメリット

リフォームやリノベーションに必要な作業が現地調査といわれる現調です。

今まで1時間程度かかった現調が、Scanatを活用することでどのようなメリットがあるのかご紹介していきます。

1:現場に伺うスタッフの人員を削減できる

2:必要道具はiphoneかipadのみ

3:撮影後お客様と3D画像の共有ができる

4:その場で各箇所の計測結果がでる

5:計量、撮影、記録などそれぞれの時間を短縮できる

6:測量漏れが発生しない

1:現場に伺うスタッフの人員を削減できる

メジャーで計測する場合は最低2人、場合によって3人必要になり、他の現場と同時進行の際はスケジュール調整や人員確保が困難でしたが、Scanatはアプリをインストールしてあるiphoneかipadさえあれば、1人で現調ができます。

2: 必要道具はiphoneかipadのみ

計測用のメジャー、撮影用のカメラ、高い箇所は脚立が必要になり、書き込むためにメモや筆記用具の用意も必要です。

こういった必要道具は一切いらず、アプリインストール済みのiphoneかipadさえあれば他の用意は必要ありません。

3: 撮影後お客様と3D画像の共有ができる

従来のやり方では、計測し一度会社に戻り後日図面に起こす工程でしたが、Scanatは動画を撮影すると、すぐに3D化することができ、その画像をお客様と情報共有することができます。

例えば、大きな家具が入るのかどうかを知りたい場合、事前にお客様の方で家具の寸法さえ準備してもらえれば、Scanatで計測し、家具が設置できるかどうかの判断もできるのです。

4:その場で各箇所の計測ができる

部屋全体の計測だけではなく、計りたい箇所の始点をタップし、次に終点をタップするだけで、計測することができます。

5:計量、撮影、記録などそれぞれの時間を短縮できる

従来の方法では、おおよそ1時間は必要でしたが、Scanatは計測、撮影、記録と3拍子揃っているため、1つ1つの作業時間を一気に省略できます。

家の大きさや部屋の広さにもよりますが、計測時間を10分程度まで短縮することができ、お客様や施工会社共に効率化を見込めます。

6:測量漏れが発生しない

万遍なく動画撮影するだけで、漏れなく計測ができるため、1つ1つの箇所をメジャーで計るよりも計り忘れを防ぐことができます。

まとめ

現在矢田建設でも試験的に導入しているScanatは、改善点もあるとのことですが、建築業界の人手不足を補い、業務効率化も見込むことができ、お客様にとってもメリットになることから、本格的に実用化に向けて検討しています。

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