BLOG
矢田建設のブログです。
お知らせ
2021/9/27
床材の種類で家の雰囲気が変わる!あれこれ悩んでしまう床材の特徴を教えます!
設備のリノベーションをする際、設備交換時に現状の床やクロスが傷つくことも多く、そんな背景もあり設備交換と床材やクロスの張替えを一緒にするケースは少なくありません。
とはいえ、床材やクロスはかなり種類が多く、品番がたくさんあるカタログだけを渡されても、良し悪しがなかなかわからないものです。
その上、張替えた感じもなかなか想像しづらいために、最終的には、家の理想の空間を伝えて業者にお任せをすることも考えられます。
全ての製品の比較はなかなか難しいのですが、今回の記事では床材にフォーカスし、まずは床材の種類や、おすすめの床材をお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
リビングなど家族の集まる空間によく使われる床材はこちら
分譲マンションでも一戸建てでも、リビングや洋室には「フローリング」または、「木目調の床材」を使用されることが主流となっています。
単にフローリングと言っても、メーカーによっての特徴もありますが、ここではフローリングの種類、また、木目調の床材の種類を説明していきましょう。
フローリングは2種類のタイプに分かれています
まずは最も多いとされているフローリングの種類についてご紹介しましょう。
フローリングには「無垢フローリング」と「複合フローリング」があり、この2種類にもそれぞれ個性があります。
無垢フローリング
無垢フローリングは天然木を板状にカットした状態のフローリングです。丸太をそのまま使うので、無垢フローリングならではの、歩いたときの肌ざわりや、自然の木のぬくもりを感じることができる床材となります。
湿気を吸収する調湿作用があるため、梅雨時のジメジメする陽気のときも比較的快適に過ごせたり、冬場の床の冷たさも防ぐことができます。
また、使う木の種類によって、表情や色合いが変わり、家の雰囲気などに合わせて木材を選べるのも特徴となります。
無垢フローリングとして使う木材は、パイン材、スギ、ヒノキ、クリ、オークがあり、使う無垢材によって費用が異なります。
年数と共に良き味わいのでてくる無垢フローリングですが、調湿作用からのデメリットも生じてきます。
湿気を吸収し、放出することを無垢材自身が性質として持っているため、水分量によって膨張と収縮を繰り返し、この作用によって、床材との隙間や反りが生じてくることもあります。
また、表面が水に弱いため、飲み物を床にこぼしてしまった場合は、すぐに拭きあげることと、乾拭きをすることをおすすめします。
複合フローリング
天然木を使う無垢フローリングの一方で、複合フローリングは別名「合板フローリング」とも言われています。
一本の丸太をそのまま使う無垢フローリングとは違い、複合フローリングは、複数の薄い板を何枚も重ねてフローリングをつくる仕組みとなります。
メリットとしては、デザインが豊富なこと、無垢フローリングと比較をするとコストを抑えることができ、施工もしやすいとされています。
マンションのリノベーションの場合、マンションの管理規約で決められている一定の基準があり、床材を選ぶときは、基準以上のものを使わなければいけないケースもあります。
マンションリノベーションの際は、管理規約を施工業者に確認してもらいましょう。
木のぬくもりでいうと、断然、無垢フローリングの方が飛び抜けています。
また、複合フローリングの中にも種類が分かれているため、使う複合フローリングによっては、傷がつきやすかったりすることもあります。
他にこんな床材があります
木を使うフローリングはやはりコストがそれなりにかかりますが、なるべくコストを抑えたいとお考えであれば、木目調の床材もおすすめです。
では、2種類の木目調床材をご紹介しましょう。
フロアタイル
素材は薄い塩化ビニル材となり、より木のリアル感がでるのがフロアタイルです。クッションフロアと素材は同一ですが、クッションフロアは一枚の大きなシートを部屋のサイズにカットをして敷いていくのに対し、フロアタイルは、一枚一枚のタイルを敷き詰めていく施工方法となります。
塩ビ素材でできていることから、脱衣スペースや水回りなどに採用されることが多く、耐水性に優れているとされています。
また、フロアタイルはタイル状の硬い素材となっているため、物を置いても跡が残るといったこともありません。
こういった性質から、最近ではリビングや主寝室、子ども部屋に採用されるケースも多くなっています。
しかし、防音性は劣るため、採用した場合は防音対策を考える必要もあります。
クッションフロア
一方で、素材はフロアタイルと同じではありますが、一枚の大きなシート状になっているタイプがクッションフロアとなります。
こちらもフロアタイル同様、水回りに使用されたり、賃貸物件には洋室やリビングに採用されることもあります。
フロアタイルは敷き詰め方法となるので、タイルとタイルのつなぎ目が発生し、隙間から水やゴミが入ることも考えられますが、クッションフロアは一枚シートなので、つなぎ目を気にする必要はありません。
また、施工方法がクッションフロアの方が比較的手間がかからないため、フロアタイルよりもより安価とされています。
しかしながら、壁紙のようなシート状で表面もクッション性のあるやわらかな触り心地ということから、重い家具などの足の跡が残ってしまうというデメリットもあります。
家と体の健康を考えた最新の床材のご紹介
体の健康と室内環境を考えた最新のフローリングをご紹介します。矢田建設のお客様のリノベーションにも採用していただいた床材となり、空気を洗うフローリングというコンセプトの床材となります。
複合フローリングのカテゴリに入るこの床材の名称は、「エアー・ウォッシュ・フローリング」。
空気中にいるウィルスは目に見えず、もちろん室内空間にも浮遊しているとされており、湿気と共に床に落ちることから、開発された床材となります。
光触媒は、太陽の光を用い、触媒の効果でウィルスや菌の繁殖を除去する作用がありますが、エアー・ウォッシュ・フローリングは、太陽光だけではなく、室内の蛍光灯や、LED照明など室内灯にも反応しウィルスを除去する効果を発揮します。
冬場の太陽がなかなか見込めない時期や、雪国地域でも触媒の効果を発揮することができ、抗ウィルス、抗菌効果が見込まれる床材となります。
床材のご相談は矢田建設へ
床材の種類は様々であり、またメーカによっても特徴が異なります。
お客様のご要望をお伺いしながらご希望に合う床材のご提案をさせていただくので、お気軽にご相談ください。
この記事が気に入ったら