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矢田建設のブログです。

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2021/9/27

YKK APのショールームへ見学に行ってきました

先日、品川にあるYKK APの体感型ショールームに行ってきました。

YKK APは、住宅用の窓、サッシ、ドアなどの大手建材メーカーとして有名企業となります。窓ショップなどが一般ユーザーからは近い存在ではないでしょうか。

私たち株式会社矢田建設でも、リフォームやリノベーション工事の際に、メーカー製品を取り入れています。

実際にお客様に提案をする場合、自分たちで製品のメリットデメリットを判断したり、どんな効果があるのかをお伝えできるようにするため、メーカーのショールームに足を運ぶことがあるのです。

今回見学に行ってきたYKK APの体感型ショールームは、私たちのような建築会社、工務店などのプロ向けのショールームとなっており、一般の方は入れませんが、「窓」ひとつで住環境をいかに快適にできるか、肌感覚で改めて知ることができ、大変勉強にもなりました。

リフォーム、リノベーションを考えているお客様にも是非窓の重要性を考えてもらいたいので、今回の記事で体験をしてきたことをお話していきます。

家の窓の役割とは?

建築業界でも「窓」にフォーカスを当てはじめたのは、2009年頃だったと言われています。

それまでの住宅の窓は、1枚ガラスが主流となっており、2009年頃から北海道や、東北地方の寒い地域で、ペアガラスが販売をされるようになりました。

見出しにもありますが、窓の役割は次の3つと言われています。

1:遮熱

2:遮音

3:通風

実は、窓のグレードによって上記が軽減できる差が生まれるのはご存知ですか?

遮熱の差

遮熱とは、外気の熱や寒さを家の中に入り込まないように遮断することを表します。

一番わかりやすい例えでは、「結露」ではないでしょうか。

冬になると、換気を止めることが多くなり、朝方カーテンを開けると結露が窓全体についていて・・・朝は窓の結露を吹き上げるところから始まる・・なんてことは多くの方が経験されている事例です。

これは、体感型ショールームで実際に体験ができました。

湿度を54%、気温を20度で設定し、冬の東京近郊での住まいを再現しています。

単発ガラスで一般的なアルミサッシは、ガラス自体に外気が直撃しているので、結露がかなりガラスについていましたが、一方で、アルミ樹脂複合窓では、ガラス面は15度くらいを保っており、目立った結露はありませんが、サッシに若干の結露が発生していました。

さらに窓の性能を上げているAPW330樹脂窓になると、全く結露がありませんでした。可視化できるようにサーモグラフィーも見れましたが、窓は赤く(暖かい)表示されており、窓からの外気を遮断できるのもわかります。

より性能を上げた窓になると中が真空になっていたり、断熱材が入っています。

遮音の差

コロナ禍でテレワークの普及から、家にいる時間が多くなり、今まで気にならなかった外の騒音が目立ち、悩みの一つという声をいただくことがあります。

遮音の体験もショールームで体感できました。

電車の音を再現し、窓を閉めた場合と、開けている場合の音の具合を感じることができます。

窓の種類もいくつか用意されており、それぞれの窓によって室内の音の大きさが違いました。 遮音は、気密性能と窓の種類によって左右されるんですね。

通風の差

最近では換気の重要性も求められていますよね。こちらも体験をすることができました。

引き違いの窓が一箇所の個室と、タテ滑りの窓がある個室、風が横から吹いている場合のシミュレーションです。ちなみに、通風がわかるようにそれぞれの室内には、蒸気のスモークで覆われていました。

両方の個室の窓を開けた瞬間に、タテ滑りの窓が設定されている個室の方は、白いスモークが一気に晴れていきました。

引き違い窓も少しずつ白いモヤが薄れていきましたが、通風スピードはタテ滑りの方が早かったですね。

つまり、空気の入れ替え時は、引き違い窓を片側あけるよりも、タテ滑り窓を片側開ける方が換気は早いという結果となります。

近未来的な製品もたくさん展示されている

YKK APの体感型ショールームには、未来型製品も展示されていました。こんな製品が将来あったら・・・というイメージですね。

特に印象的だったのは、顔認証と世界で最も軽量で断熱性の高いエアロゲル断熱を使った玄関ドアです。

未来的な要素がたくさん組み込まれており、顔認証で玄関ドアのロック解除ができるのは活気的で、胸が高鳴りました。

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