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矢田建設のブログです。
新築一戸建て
2019/3/27
上棟式を行いました
これは弊串(へいぐし)と呼ばれるものですが、最近では見たことがない人も多いと思います。
この現場は規模が大きかったので木工事だけの担当でしたが、棟上げまで完了したところで、弊串を飾って上棟式を行いました。上棟式とは、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、無事建物が完成することを祈願する儀式です。地域にもよりますが、都内近郊ではやらない現場も多くなりました。大工たちへの食事やご祝儀といった施主の負担を減らすために、簡素化したり行わない方針の工務店もあります。昔は同じ大工が最後まで作業することが多かったので、大工たちとの顔合わせの機会としても大きな意味がありました。しかし今の時代は、分業などにより短期間で現場を離れることも多くなったので、上棟式後に他の現場へ行ってしまうこともありえます。そういった時代の流れを考えると、上棟式の意味も昔とは変わってきたのかもしれません。
昔は上棟式には餅やお菓子をまいて、近所の方たちに「幸せ」のお裾分けをしていました。子どもの頃に「餅まき」を経験したら、きっとよい思い出になると思います。しかし最近は、見る機会さえも少なくなりました。そこで、今の子どもたちにも、「餅まき」をイベントとして体験させてあげたいと考えています。小学生向けのイベントとして構想を練っているので、開催が決まったらお知らせします!
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