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矢田建設のブログです。
つぶやき
2018/11/9
介護保険を利用した住宅改修の注意点
親が高齢になってくると、転倒などの心配もでてくるので、階段やトイレに手すりを付けることを検討しているご家庭もあると思います。そんなときに、「介護保険を利用すれば手すりを安く設置できる」というような話を聞いたことがあるかもしれません。
高齢者向けに住宅を改修する場合に利用できる制度として、介護保険サービスの「住宅改修費の支給」や、横浜市独自の「高齢者等住環境整備事業」があります。しかし重要なポイントは、どちらも「介護保険による要支援・要介護認定を受けた人」が対象であること。介護保険の被保険者は、65歳以上になると介護サービスを利用できるようになりますが、サービスの利用を開始するには、市町村に要介護認定を申請して要支援または要介護の認定を受けることが必要です。
市区町村の窓口で認定の申請を行うと、本人への訪問調査、かかりつけ医による意見書をもとに認定調査が行われます。介護認定申請から結果通知まで通常1ヶ月程度かかりますが、青葉区(横浜市)は申請する人が多いとのことで2ヶ月かかることもあるそうです!
認定を受けてからも、ケアマネジャーなどと相談して改修の「理由書」を作成してもらったり、住宅改修の内容について事前に区役所の保険年金課で相談・申請するなど、様々な手続きが必要となります。これらの手続きを行わないと、給付を受けることができません。
介護保険制度についてわからないことがあれば、お住まいの地域にある「地域包括支援センター」で相談してみましょう。
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