矢田建設のブログです。

多くの大学新卒者を「職人」として採用し、優秀な「職人集団」を作り上げている建設会社があるのをご存じですか？静岡に本社を持つ、株式会社平成建設です。

平成建設には、全国各地から大学新卒者が集まってきますが、最初から集まってきたわけではありません。地元の静岡や神奈川だけでは大学生が集まらなかったので、東京で開催される企業合同の会社説明会に自ら乗り込んで、「やり甲斐」や「大工の面白さ」を訴えたそうです。大阪や名古屋の会社説明会でも訴え続け、初任給も大手ゼネコン並みの給与にしました。その一方で、じっくりと面接を行って、大工や建築業界を本当に生涯の仕事としたいのかを確認。今では東大、京大、早慶など、難関大学出身の社員（大工）も多数いる、有名企業となりました。

平成建設が目指してるのは、大工工事だけではなく、設計や現場監督もこなし、人を育てていく現代型の「棟梁」を育成することです。これは私の理想とも重なります。

昔は、全部できるのが「棟梁」でしたが、細かく分業されるようになってからは、本当の意味での「棟梁」といえる人は少なくなりました。社員の育成は簡単ではありませんが、私も、営業から最後まで全部できる職人の育成を目指したいと思っています。